最近自分をコントロール出来てないので、自分を理解せねば、というか女っていう生物について理解せねば…と思って買いました。不幸な女の話に、女に生まれたことに悲しくなってしまうかもしれませんが・・・。
学部に受かったときに読んだ「脂肪の塊」は衝撃的におもしろくて、フランス文学ってストーリー自体はものすごく単純だけど、心理描写がめちゃくちゃうまいなぁと、新鮮な想いをしました。
過去に感じたことがあるような感情をうまく描き切っていて、そういうのって人間観察がものすごくうまくないとできないことだと思うから、モーパッサンってすごいなぁ。文学ってこういうのかぁと、それまでろくに本も読んだことがなかった私はカルチャーショックを感じたのです。
。。。というかそんな私がフランス文学科に入ったことが自分では今でも不思議ですが。
これも期待して読みます。モーパッサンって後年精神を病んだそうで、人間を知りすぎると気を病むのでしょうか…。怖い。
2008/04/08
『女の一生(Une Vie)』 モーパッサン(Guy de Maupassant)
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3 件のコメント:
女の一生には色々ありあすよね。
Fanny Hill の Memoirs of a Woman of Pleasure など如何ですか (^-^?
>聖清さん
河出文庫の『ファニー・ヒル』ジョン・クレランドは読みました。ただあんまり女性があけすけに性の喜びを書いているのは好きじゃないんですよね…。プレイボーイ誌のピンナップみたいな、艶の感じない、暗さのない表現がだめでした。
女は性を売り物にしてのし上がっていく話なら、『悪徳の栄え』のほうが断然好きです。
Juliette は、特別でしょう。
しかし、心地よいですね。夢見る少女さんの感性には賛成です。素晴らしい感受性をお持ちのようで、これから先の書籍案内が楽しみです。
お茶を濁すようですが、夏目漱石の「虞美人草」と「こころ」は、もう読まれましたか?
是非にとはもうしませんが、お時間の許すときにでもお読みになられてみて下さい。
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