2008/04/08

『愛(L'amor)』  ジュール・ミシュレ(Jules Michelet)

何の下調べもなく、突発的に買った本。

フランス人が書いた、愛の本かぁ…小説かな、という感じで手に取ったのですが、帯に「愛の聖書の古典的名著」と書いてあったので、これはこれは…と思って買いました。しかも私は最近出た恋愛ハウツー本とかそういうのを毛嫌いする人間だし、あぁいった本の美のない文章には惹かれないのですが、この本は古いし、『フランス革命史』という有名な本を書いた著者の作だということで、何か学ぶことがあるだろうと信じています。しかし二つの作品のテーマの違いが気になりますがw
SMを学ぶにしろなんにしろ、基本は人間なわけで、そしてSM関係も恋愛の範疇なので、まずSMの前にまだまったくよくわからない愛についてもう少し知識が必要だと思うわけですね。恋愛経験だって、まだ20歳そこらですので、深い大人の愛など、知らないわけですし、せめて文章で知識を得てみようという次第でございます。

ただしこの本、なんとなく男に向けた女性探究の本みたいな…まぁ、それでもいっか。
そういう風に考えると、SMを含んだ文学をよりよく理解するために必要なことは、ただエロス文学を読みあさることではなくて、心理学にも目を向けなければいけないなぁと思っています。今は魅力的な小説が数多くあって心理学系まで手を伸ばす暇がないけれども、ある程度満足するまで読み終わったら次は心理学、と決めております。

これも感想は読んだ後。

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