2008/04/08

『黒いユーモア選集 1』 アンドレ・ブルトン

元々この本のタイトルからして好みな感じがしていたけれども
値段が高かったこともあって躊躇していたのが、
最近読んでいる(メモを取りながらでゆっくり読んでいる)『悪魔のいる文学史』に
アンドレ・ブルトンが発掘した1830年代の小ロマン主義者についての細かな説明があり、
厭世主義や自殺偏愛の作家の憂鬱な芸術性についての魅力に興味をもち、
ペトリュス・ボレルなどのそういった作家の作品がこれに収録されているとも知って、
吹っ切れて、本日1だけ購入。

1830年代のフランスの小ロマン主義とシュルレアリストの関係も結構面白いなぁと思う。
それにはフランスの政治情勢や民衆の思想もかかわってきて、なかなか難しいテーマだけど、
読んでいこうとおもう。
エロくはないでしょう。
でもサドを発掘したアンドレ・ブルトンのことですから、私の好みに合う作品を集めてると信じてます。

感想は読んだ後に。


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